2009年5月24日日曜日

小学二年生の文章問題に納得いかず!

久々に更新!・・・でも単なるぼやき・・・

小学二年生になる息子の国語の問題を一緒に考えていたときの事。
文章を読んで、問いに答える形式のやつでした。そして、私も解答は見ずに、息子に教えていました。
教え終わった後、一応一人で解答を見てみると・・・全く別の答え!!
小学二年の問題を間違えたとショックだったのですが、よくよく考えてもどうしても納得いかず・・・・

以下その文章(節々のスペース等は小学生が読みやすいように原本も入っています。)

村のえいゆう

 十二人の 男たちが、自分たちの 村に 小麦を もって かえる ために、森を とおって いた ときの
お話。十二人は それぞれ、一つずつ 小麦が 入った 大きな ふくろを せおって 歩いて いました。
 その とき、一人の 男が、なかまが 十二人 いるか 気に なって、数えて みました。でも、その 男は
自分を 数えてなかったので、十一人しか いませんでした。
「たいへんだ! だれか いないぞ!」
「いなく なったのは だれだ?」と ほかの 男が 聞きました。
はじめの 男が 二番目の 男に 「こんどは おまえが 数えて くれ。」と たのみました。
二番目の 男も 自分を 数えませんでした。
「ほんとうだ。十一人しか いないぞ!」
「きっと とちゅうで ヒョウに 食べられて しまったに ちがいない。」
十二人の 男たちは、ヒョウに 食べられて しまった 男の ことを かなしみました。

「うっかり 見うしなって しまって かわいそうな ことを したなあ。」と 三番目の 男が 言いました。
「そうとも。おくれないように ひっぱって やれば よかった。」と 四番目の 男が 言いました。
「ものすごく 大きな ヒョウだったよなぁ。」と 五番目の 男が 言いました。
「大きいだけじゃ なくて おこった メスの ヒョウだったぞ。」と 六番目の 男が 言いました。
「それにしても、あいつは ぶきも もたないで、ゆうかんに たたかったじゃないか。」と 七番目の 男が
言いました。


そして、これが"問題の"問題です。


もんだい1
男たちに おこった たいへんな ことは 何で、それは どうして おこったと
男たちは 考えたのですか。

・たいへんな こと・・・・・[ ]
・どうして おこったか・・・[ ]


「男達に起こった大変な事は何で、それはどうして起こったと男達は考えたのですか?」
って事ですよね。要するに男達目線での「起こった大変な事」と「なぜ起こったか」を答える訳です。
もちろん男達に起こった"大変な"事と言えば、
「きっと とちゅうで ヒョウに 食べられて しまったに ちがいない。」

この部分ですよね!なので、答えは当然・・・

[なかまが ヒョウに 食べられて しまった こと]

ですよね?これが一つめの答え。そして、どうして起こったか・・・男達が考える原因は、3番目の男が、

「うっかり 見うしなって しまって かわいそうな ことを したなあ。」


と、思い、四番目の男が同調し、だれも反論してないので、これが男達の総意と考えるべきです。確かに少しおかしな問題だとは思いましたが・・・
ともかく答えは・・・

[なかまを ひっぱらずに 見うしなって しまった から]

としか考えようがありません。たしかに、文章的にいかにも間違ってそうな感じですが・・・

で・・・模範解答です。まず一つ目・・・

[なかまが 十一人しか いない こと。]


えっ!いやいやいや・・・・視点おかしくないか?「男達に起こった大変な事」っすよ!別に十一人しかいない事は大変な事ではないです。なかまがヒョウに食べられた事の方がどう考えても大変な事です(もちろん男達の妄想上ですが)。十一人しか居ない事は、その結果に至る行程にすぎません。それ自体なんら大変なことではないのですから・・・

まぁ、ここがずれているので、二つ目の答えを出す時に変に感じたのですね。まぁ、一つ目がこの解答になるので、二つ目の模範解答は当然・・・

ヒョウに 食べられて しまった から


になります。一つ目の答えがあれなら、まぁこれは納得ですが・・・・



・・・と、ここ迄かいて、気付きました。


「たいへんだ! だれか いないぞ!」


ここですね・・・誰か居ない=大変!って事を言ってますね。
まぁ、問題としては納得しました。

ただ、起こった大変な事を答えさす問題で、小学二年生にそんなドライな答えをさせる問題はどうかな~と。
個人的希望としては、息子には間違ってでも、ここはなかまがヒョウに食べられてしまった事を大変な事と解釈してもらいたいと思う。